「フィリピン留学でTOEICのスコアをしっかり伸ばして帰国後のキャリアアップ!」
「IELTS対策コースで夢の永住権取得に向けた踏み出すぞ!」
なんて考えている皆様。私は基本的に、フィリピン留学で試験対策コースはオススメしません。フィリピン留学がイメージと違って効果なかった!ということにならないように、本日はフィリピン留学の闇の部分や現実について、赤裸々に述べていきます。
私は基本的にはフィリピン留学推進派ですが、特に日常会話以外のコースを検討している方は現実を知った上でよくリサーチして学校選びすることをオススメします。。
Contents
先生は本当にプロなのか??悲しい現実
フィリピンには母語がありますが、小学2年生から「国語」以外のすべての授業は英語でおこなわれるそうです。そのため、一部のお年寄りをのぞいてフィリピン人は英語をネイティブレベルで話すことが出来ます。そのため、フィリピンでの留学は流行っていますし、私もオススメしています。ただし、資格試験コースになると話が変わるのです。
対策コースの試験を受けたことのない先生が多数
なんて言葉を聞いたら、試験である一定のスコアをとれた人だけが選ばれていると思いますよね?確かに、試験を受けてはいるでしょう。学校内でつくった試験で順位をつけて、上位の先生から数人選んで担当にしている可能性が大いにあります。
よく話をきいてみたら、先生たちが誰もIELTSやTOEICを受けたことがなく、テキストに書いてあることを解説しているだけということがしばしばあります。私の学校ではIELTSを受けたことのある先生は1人だけでした。(学校名は伏せますね)
TOEICに関しても傾向が変わっていきますし、IELTS(特にライティング)に関しては型があるので、テストに特化した知識がない人が教えても伸びはあまり期待できません。
受けたくても試験を受けられない!フィリピン留学の闇
この状況は決して先生たちが怠惰だから起こっているわけではありません。
さて、フィリピン留学はなぜ安いのでしょうか?
はい、人件費が安いからです。途上国であるため、先生たちに払う賃金が安くてすむんですね。学校によっても変わると思いますが、先生たちの月収はIELTS一回分の試験代より安いかトントンです。
日本で皆さん、仕事のために20万円の試験を受けてみるでしょうか?受けたとしても、複数回受けられるでしょうか?難しいなと思うでしょう。これがフィリピン留学の悪い部分の現実です。
先生たちの能力は十分でも、資格試験コースをすすめない理由はここにあります。
フィリピン留学前にリサーチしておくこと
そうはいっても、資格試験対策をしたい人もいると思います。そのため、最低限リサーチしておいた方がいいことをまとめておきますね!
資格試験コースを持つ先生は試験を全員受けているか?
学校が試験代を補助して、先生たちに受けさせていたら何の心配もないですよね。そのため、正規の試験を全員が受けているのか確認するのはマストです。
・一人だけ受けている
・市販で打っているような模試をみんな受けて雰囲気を知っている
のような状況ではないか、ここはしっかり確認しましょう!
先生たちが最後に試験を受けたのはいつか?
試験の傾向はどんどん変わっていきます。毎回受けるのは無理でも、最後に受けたのが5年前で傾向が全く違う・・・という状態では困りますよね。そのため、最新版の試験を受けているのかも確認しましょう。
また、これからつかうテキストについてもいつ改訂されたものなのか確認すべきです。10年前のすでに絶版になっているようなテキストを平気でつかっている学校も残念ながらあります。
文法書などは大きく内容は変わらないので問題ないと思いますが、試験対策についてはこちらも鮮度が大切になりますので、必ず確認しましょう。
まとめ:フィリピン留学で資格対策をしたい人は学校へのリサーチを念入りにすべし!
フィリピン留学は安くて効果が高く、本当におすすめです。ただし、手放しではオススメできない理由をお伝えしました。試験対策コースを受けたい人は緊急度が高い人も多いと思うのでぜひ下調べをしてください。
また、先生たちに福利厚生として試験をしっかり受けてもらうことを考えると、学費はそれなりになるでしょう。フィリピン留学のなかでは少しお高めでも、他の国に行くことを考えたら安価ですし、マンツーマンのメリットはとても大きいです。内容を聞いて、質のよい学校を選ぶことをオススメします!
悪い面も触れましたが、フィリピン留学は英語力を伸ばすにはとても有効で効果的だと思っています。事前調べをしっかりして、有意義な留学ライフを送ってください!